ピアノソナタ第14番 『月光』
ピアノソナタ第14番、作品27の2『幻想曲風に』は、ベートーヴェンが16番目に作曲した番号付きピアノソナタです。
一般的には『月光ソナタ』として有名です。

ベートーヴェンのピアノソナタでも特に人気があるこの曲。
8番『悲愴』、23番『熱情』と並んで3大ピアノソナタと呼ばれることもあります。
曲の構成は、第1楽章に緩徐楽章を配置するという変わったもの。
このために「幻想曲風」というタイトルを付けたのではないかと思われています。
●第1楽章(嬰ハ短調、複合三部形式)
「月光の曲」として知られ、ピアノ音楽の中でも有名な曲のひとつ。右手の三連符と左手の重厚なオクターヴが中心です。
●第2楽章(変ニ長調、複合三部形式)
軽快なスケルツォ。AllegroでなくAllegretto楽章で、軽快さよりも柔和な浮揚感をもって演奏されます。
●第3楽章(嬰ハ短調、ソナタ形式)
無窮動的な終曲。第1楽章、第2楽章と比べ格段に難度が高く、最も重点が置かれる楽章です。
最後に現れるオクターヴはピアノ協奏曲の第1楽章のそれとほぼ同じ。
協奏曲の持つ名人芸効果をもたらしています。